準備が遅い私でも大丈夫?高校受験の準備

子育て

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中学二年から動き始める高校受験準備

高校受験という言葉は、子どもが小学生のころからなんとなく耳に入ってくるものの、「実際に何をすればいいのか」を意識し始めるのは中学生になってからという家庭が多いのではないでしょうか。わが家もまさにそのタイプで、中学二年の途中まで受験について深く考えることはありませんでした。「そろそろ何かしなきゃ」と思いながらも、何から手をつけたらいいのか分からず、気持ちだけが漠然と焦っていたのが正直なところです。

そんな中、長男自身が「塾に行きたい」と言い出したことをきっかけに、ようやく情報を集める第一歩を踏み出しました。塾からもらってきた冊子に目を通し、保護者面談で話を聞くことで、少しずつ受験の全体像が見え始めています。この記事では、「まさに今、準備をし始めたばかり」というリアルな視点から、同じように中学二年で不安を抱えている保護者の方に向けて、役立つ情報や考え方をまとめました。

中学二年という時期の位置づけ

多くの塾の説明によると、中学二年は「基礎固めの最終段階」であり、「受験への助走を始める時期」とされています。中学三年になれば一気に受験モードへ入っていくため、今のうちに家庭での学習習慣や生活リズムを整えておくことが後々大きな意味を持ちます。

とはいえ、中学二年で明確な志望校が決まっていなくても問題ありません。むしろ、今は「選択肢を知る時期」と捉えると気持ちが楽になります。公立・私立、普通科・専門学科など、どんな学校があるのかを少しずつ調べ始めるだけでも、受験への理解が深まり、親の不安も軽減されていきます。

情報を集めることから始める

私が最初に直面したのが、「そもそも情報がない」という問題でした。高校受験は地域差が大きく、子どもが通っている学校や住んでいる市区によって受験制度も微妙に異なるため、ネット検索だけではなかなか全体像をつかみにくいのです。そこで、まずは塾の冊子や説明会、本屋の受験ガイドなど「地域に合った情報」を中心に集めるようにしました。

特に役立ったのが、塾の保護者面談です。プロの視点から見た「今の学力」「伸ばすべきポイント」「可能性のある進路」などを聞くことができ、親として状況を理解する良い機会になりました。面談で質問したいことは、事前にメモしておくと聞き忘れがなくなります。

家庭学習の習慣を整えるという視点

中学二年の時期は、提出物や定期テストの範囲が広がり、勉強量が自然と増えてきます。ここで大切なのが、家庭学習のリズムを整えることです。「毎日〇〇分」と時間で決める方法もありますが、わが家の場合は「帰宅したらまず学校の課題を終わらせる」という順番を習慣化することから始めました。

また、勉強時間よりも「どれだけ集中できたか」の方が大切だと塾の先生からも言われました。短くても集中した時間を積み重ねることが、中学三年になったときに大きく差を生むそうです。子どもにとって負担にならない範囲で、少しずつ「自分で勉強する意識」を育てることを意識しています。

わが家が実践している小さなステップ

受験準備と聞くと「急に大量の勉強をしないといけない」というイメージがありますが、中学二年の今はまだ“積み上げ期”。焦らず、小さな行動を増やしていく方が続けやすく、結果的に大きな力になります。わが家が実践しているのは、次のようなごくシンプルな習慣です。

・定期テスト前だけでなく、小テストの見直しにも時間を使う ・英単語は一度覚えたら終わりではなく、繰り返して定着させる ・苦手教科を放置しないよう、週1回でも「弱点メンテナンス日」をつくる ・家庭での会話の中で、学校や勉強の話題を自然に取り入れる

このうち特に効果を感じているのが「苦手教科のメンテナンス」。嫌いな教科ほど後回しにしがちですが、週に一度でもできれば、三年生になってからの負担がかなり軽くなると実感しています。

親が不安を抱えすぎないために意識していること

高校受験は親の不安が子どもに伝染しやすいイベントの一つです。私自身、情報がない時期は不安ばかりが膨らんでいましたが、少しずつ準備を始めることで、感情が落ち着いてきました。とくに意識しているのが「親が先に決めつけない」ということです。

「この成績ならこの高校しか無理だろう」「公立に行くべき」「私立は費用が…」など、親が勝手に線引きをしてしまうと、子どもの選択肢を狭めてしまう可能性があります。まずはいろいろな高校を知り、子どもの興味や性格に合う場所がどこなのか、フラットに見てあげる姿勢が大切だと感じています。

中学二年でできる学校選びの第一歩

本格的な志望校決定は中学三年に入ってからでも十分ですが、今のうちに軽く調べ始めておくと心の余裕につながります。例えば次のようなアプローチが取り入れやすいです。

・気になる高校のホームページを親子で一緒に見る ・文化祭やオープンスクールに行ける学校をリストアップする ・通学距離や環境について具体的にイメージしてみる ・高校卒業後の進路(大学・専門学校など)の傾向も把握しておく

すべてを完璧に調べる必要はなく、「なんとなく知っておく」だけで十分。情報ゼロの状態よりも、気持ちがぐっと軽くなります。

塾との関わり方を考える

長男が「塾に行きたい」と言ってくれたことで、わが家は大きく前進しました。家庭だけで情報を集めるのは限界があるため、塾は受験への知識・戦略を得られる場所として非常に心強い存在です。塾選びで大事だと感じたのは、「子どもの性格に合っているか」です。

例えば、講義形式でじっくり教えてくれる塾が合う子もいれば、自習室の雰囲気が好きな子、個別指導で自分のペースを大切にしたい子など、タイプによって合う・合わないがあります。通い始めてからも、担当の先生と話しやすいかどうか、面談が丁寧かどうかなども重要なポイントです。

受験モードに入る前だからこそ意識したい家庭の空気

中学三年になると、どうしても勉強の話題が中心になり、家庭内の雰囲気も受験一色になりがちです。だからこそ中学二年の今は、「受験の土台作り」と同時に「家庭の空気を良い状態に保つこと」を大切にしています。

例えば、子どもが話してくれたときにはしっかり聞く、否定しない、無理に勉強させようとしすぎないなど、小さな心がけが積み重なると、子ども自身が安心して受験期間を乗り越えられる土台になります。受験は子どもが経験する大きなイベントですが、それを支える環境は家庭にあります。今のうちから親子関係を整えておくことは、勉強以上に大切なのかもしれません。

これから一年をどんなふうに過ごしていくか

中学二年の後半から三年のはじめにかけては、子どもの学力がぐっと伸びる時期でもあり、進路の方向性が形になってくる時期でもあります。今後は、学校からの情報、塾からのアドバイス、そして家庭で見える子どもの様子を合わせながら、過度に焦らずじっくりと準備していきたいと考えています。

まだまだ分からないことだらけですが、「知らないまま不安を抱える」より「少しずつ知り、準備する」方がずっと前向き。受験は一年で終わりますが、その後の高校生活は子どもの未来につながる大切な時間です。今はそのための土台作り。そう思えば、焦りすぎず、楽しみながら進んでいけそうです。

同じように「どこから始めればいいの?」という保護者の方へ。中学二年は、まだ十分に時間があります。小さな一歩を積み重ねながら、親子でゆっくり受験へ向かっていきましょう。

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